ハムスターの飼い方

コップに入った、小さなハムスター

ハムスターは昔から愛好家が多く、小さくて可愛らしい姿が人気です。姿がネズミに 似ているとよく言われますが、実際は全く違う品種です。

また寿命も2、3年程度とそれほど長くなく、場所もあまり取らないので飼いやすく、 比較的低予算で飼えるので安心です。なおハムスターは夜行性なので夜間に動き回る 習性がありますので飼う際はご了承下さい。

ハムスターの選び方

エサを食べる小さなハムスター

どの品種のハムスターでも、お店で選ぶ際にはとても元気な個体を選びましょう。 具体的には、耳やクチの周りがきれいで汚れておらず、目がパッチリとしていて、 毛並みが良い個体ですね。

さらに夕方から元気に走り回る子は健康的でベストです。ただ夜行性なので昼間は ぐっすり寝ているのが普通なので、昼間にジッとしているのは問題ありません。 値段はお店によりますが1匹あたり1000円~3000円程度で、レアな個体は高くなります。

ハムスターの家(ケージ)

巣箱に入ったハムスター

ハムスターを購入すると同時に、ハムスターの家も必要になります。(ケージといいます。)ケージは直射日光が当たらず、静かな所に設置します。エアコンの風も当たらない場所にしましょう。

ケージは2階建てもありますが、一般的な1階建てが無難です。ケージの中にはトイレ、回し車、床材、巣箱、給水器にエサ入れを入れます全てセットになった商品もあります。

トイレはハムスター専用のトイレ砂を使用して下さい。また毎日チェックして キレイにして下さい。ハムスターはきれい好きです。トイレを覚えない場合は ハムスターのフンをトイレに置いて匂いを付けるようにしましょう。

回し車は、中でハムスターが走ってくるくる回します。運動に最適なアイテムですが、 夜行性なので夜中にくるくる回っているとうるさいことも。できれば消音タイプが 望ましいです。

床材は新聞社やワラが一般的。保温とハムスターを落ち着かせる目的があります。 よく潜って寝ていたりしますね。かじる為の木片も入れましょう。

巣箱はハムスターが隠れたり、寝たりするための物です。中にもワラを入れて あげて下さい。

給水器はハムスターが水を飲むのに使います。クチを付けると水が出るので こぼれる心配もありません。なお毎日水を入れ換えて下さい。

エサ入れはハムスターのエサを置く物なので、軽すぎず安定の良い器が 望ましいです。

ハムスターの世話

手のひらに乗った、小さなハムスター

ハムスターには1日1回、夕方にエサを与えます。昼間は寝ている為ですね。 通常1匹あたり10g前後あげますが ハムスター用のエサのパッケージをよく見て量を決めて下さい。

なおチョコレートや玉ねぎなどは絶対に与えないで下さい。ハムスター専用の エサのみを与えましょう。野菜をあげる事も可能ですが、ごく少量で。

前日に与えたエサは全て捨て、給水器の水も入れ替えます。夏は多く飲むので こまめに点検を。常に水を切らさないようにしましょう。

トイレも毎日掃除して、床材は1週間で取り替えて、月に1度はゲージを 水で丸洗いして下さい。

ハムスターの習性

床材に潜り込んだ、小さなハムスター

ハムスターに適した温度は約20℃~23℃。風通しがよく、直射日光が当たらない環境を 好みます。大変臆病なので大きな音は立てず、触れすぎないようにしましょう。

また匂いに敏感で、自分の匂いに包まれていると安心するようです。なので、 床材を取り替える際も少しだけ古い物を残して、匂いを残すとストレス緩和になります。

また春と秋には毛が生え替わります。こまめにブラッシングしてあげてください。 また冬は寒すぎると疑似冬眠をしてそのまま死んでしまいます。暖かい部屋に移すか、 ハムスター用のパネルヒーターを使用して下さい。

寒冷地では特に室温が下がりますので、冬は早めにヒーターを設置しましょう。 ヒーターはケージの下に設置するタイプですと汚れることもないので安心ですし、 小型のジャンガリアンや大型のゴールデンハムスターにも使えて万能ですよ。