ジャンガリアンハムスターの飼い方

ジャンガリアンハムスター

ジャンガリアンハムスターは、ハムスターの中でも最も人気が高い品種で、少し小さく て背中に黒い線があるのが特徴です。時間をかければ懐きやすく、比較的飼いやすい 品種です。お店にもよく売られているので1年中入手可能です。

また寿命も2、3年程度とそれほど長くなく、場所もあまり取らないので飼いやすく、 比較的低予算で飼えるので安心です。なおジャンガリアンハムスターも夜行性なので 夜間に動き回る習性があります。深夜に多少なりとも音を立てる生き物です ので、飼う際はご了承下さい。

ジャンガリアンハムスターの選び方

ジャンガリアンハムスターも、お店で買う際には元気な個体を選びましょう。 具体的には、耳やクチの周りがきれいで汚れておらず、目がパッチリとしていて、 毛並みが良い個体ですね。

ただ多くの場合、お店では水槽のケージに入っていてジッとしている場合が多いですね。 床材の中に入って寝ている個体が多いので、夕方以降に買いに行き、起きている個体を 選びましょう。毛並みと目のキレイな子を選んで下さいね。

ジャンガリアンハムスターの家(ケージ)

出来るだけハムスターを購入する前に準備して欲しいのがケージです。ケージとは ペットの家で、ハムスターの場合は水槽が最適です。これは保温性が高く、冬も暖かい のと、ガラスの壁はかじらないからですね。また鑑賞にも適しています。

また半透明の衣装ケースも軽くて中が広く、値段も最も安いです。半透明なので外から 鑑賞はできませんが、ハムスターにとっては周りを気にしないで済むのでストレスが 少なく飼えるメリットがあります。

ハムスター専用ケージも悪くないですが冬の保温が大事になります。夏場は熱が こもらないメリットがありますが、音や匂いは漏れやすい難点があります。 初心者には幅45cm程度の水槽が無難かと思いますね。

ハムスターには回し車が大切で、これで運動させることでストレス解消にもなります。 ジャンガリアンハムスターには体格に合わせた小さめの回し車がベストですね。 なお夜行性なので夜中に回し車で走り回るので、ガラガラと音が出ます。出来れば 音が静かな消音タイプと書かれた商品を使いましょう。

床材は新聞紙やワラが一般的。保温とハムスターを落ち着かせる目的があります。 よく潜って寝ていたりしますね。かじる為の木片も入れましょう。またウッドチップも それなりに消臭効果があります。なお牧草は適しませんし、粉が出ますのでハムスターが 嫌がります。

床材に牧草を薦めるサイトもあるようですが、飼ったことのない方が書いているだけ ですので気にしないで下さい。牧草はアレルギーのある方もいるのでご注意を。 またハムスターは新聞紙を食べることもありません。

給水器はハムスターが水を飲むのに使います。クチを付けると水が出るので こぼれる心配もありません。なお毎日水を入れ換えて下さい。ハムスター専用ケージに 付いている物で十分ですが、水槽で飼う場合はバラ売り、単体の商品を買って下さい。

エサ入れはハムスターのエサを置く物なので、軽すぎず安定の良い器が 望ましいです。少し大きめだとひっくり返す心配もありません。なおエサは ハムスター専用ペレットがお勧めです。混合フードは高カロリーなので避けて下さい‘

巣箱はお好みの物で大丈夫ですが、なかなか巣箱に入らない個体もいます。その場合は 新聞紙かティッシュペーパーをちぎって入れておくと、ハムスターが自分で細かくして 最適なクッションを作って巣箱に入るようになります。

ジャンガリアンハムスターの掃除

ハムスターには1日1回、夕方にエサを与えます。これは昼間は寝ている為ですね。 通常1匹あたり10g前後あげますが ハムスター用のエサのパッケージをよく見て量を決めて下さい。

なおチョコレートや玉ねぎなどは絶対に与えないで下さい。ハムスター専用の エサのみを与えましょう。野菜をあげる事も可能ですが、ごく少量で。 ひまわりの種も特別は必要ないです。

前日に与えたエサが残っていたら全て捨てて入れ替えてください。 給水器の水も入れ替えます。夏は意外と多く飲むので こまめに点検を。常に水を満タンにしておくくらいが最適です。

トイレも毎日掃除して、フンはコロコロしていて下痢をしていないか確認を。 床材は1週間で取り替えて、新しい物を入れて下さい。匂いを残すためにあえて 前の床材を少し残すのも有効だと思います。 また月に1度はケージを水で丸洗いして下さい。またはウェットティッシュで キレイに拭きあげるのもOKです。

ジャンガリアンハムスターの習性

ジャンガリアンハムスター

ハムスターに適した温度は約20℃~23℃。風通しがよく、直射日光が当たらない環境を 好みます。過度な視線も苦手です。ストレスに弱く、 大変臆病なので大きな音は立てず、触れすぎないようにしましょう。

また匂いに敏感で、自分の匂いに包まれていると安心するようです。なので、 床材を取り替える際も少しだけ古い物を残して、匂いを残すとストレス緩和になります。

また春と秋には毛が生え替わります。こまめにブラッシングしてあげてください。 また冬は寒すぎると疑似冬眠をしてそのまま死んでしまいます。暖かい部屋に移すか、 ハムスター用のパネルヒーターを使用して下さい。

寒冷地では特に室温が下がりますので、冬は早めにヒーターを設置しましょう。 ヒーターはケージの下に設置するタイプですと汚れることもないので安心ですし、 コードを噛まれる心配もありません。

なおハムスターは飼い主の指を噛む場合があります。これは残念ながらまだ飼い主に 馴れていなく、懐いていません。ゆっくりと向き合って飼育する必要があります。 飼い始めはあまり触れずに、徐々にスキンシップを図るのが無難ですね。