グッピーの種類・2020年版

グッピーには非常にたくさんの種類があり、一般的なものから非常にレアな品種もいます。 貴方の感性に合った品種をみつけてみてください。

青系統

ブルーグラス

ブルーグラス

昔から人気のある、ヒレの青と黒が美しい品種。ヒレのグラス模様の美しさが重要で、 グレードが高いほど模様が良いです。

ブルーグラス同士を交配させても、遺伝の関係でレッドグラス、ブルーグラス、ブラオの3種類が 生まれてくるので要注意。

ブルーグラスリボン

ブルーグラスリボン

ブルーリボンの変異種で、各ヒレが伸縮してリボンのように見える品種。 オスには繁殖能力が無い為、同じリボンのメスのみ繁殖に使えます。

モスコーブルー

全身青いグッピー

外国ではブルーモスコーとも言われますが同じ品種です。1980年ごろにロシアで作出された 品種で、(モスクワの青)という意味ですね。

濃い青色が全身に乗ったグッピーで、金属的な光沢もあり、通常のグッピーとは また違った美しさがあります。ヒレ先が黒く、明るい水槽で複数飼うと冴える品種ですね。

ダークブルーモスコー

全身が青黒いグッピー

モスコーブルーから、より黒い個体を選別して作られた品種で、モスコーブルーよりももっと 黒い体色のグッピー。青色は少なめになりますが大変美しいですね。

ブルードラゴン

全身がグラス模様のグッピー

一見するとブルーグラスのようですが、尾ひれのグラス模様が胴体にも入っている品種です。 画像の個体は胴体の半分程度ですが、よりよい個体だと全身グラス模様のものも。

ブルーダイヤ

ブルーダイヤグッピー

すべてのヒレが青い品種で、圧巻の美しさです。ヒレの青さが大変鮮やかで、ブルーグラス よりももっと青みが強いのが特徴です。

ただ画像のグッピーほど全身が青い個体はなかなかいません。ヒレが真っ青な品種が ブルーダイヤといえます。メスもヒレが青くてキレイですね。

ブルートパーズ

ブルートパーズグッピー

白に近い胴体に、非常に明るい青いヒレが特徴。目の赤いリアルレッドアイ・アルビノで 不思議な雰囲気の品種です。透き通るような色合いの青は、宝石のブルートパーズにちなんでいます。

別名はRREA(リアル・レッド・アイ・アルビノ)ジャパンブルーネオンタキシードともいいますが 名前が長いのでブルートパーズと呼ぶ方が一般的ですね。

ブルーレース

ブルーのレース模様が奇麗な、オスのグッピー

ブルーグラスよりも模様が細かく、ヒレが青いレース模様のグッピー。メスのブルーレースも 似た感じの色合いで、水槽内で統一感を出しやすい品種です。 日本では胴体のコブラ模様をとって「ブルーレースコブラ」と呼ぶ場合も多いようです。

ヒレの青がより広いほどよいですが、なかなかいないですね。他に赤色のレッドレース という品種もあります。

ブルータキシード

ブルータキシードグッピー

胴体の腹びれ辺りから黒くなるタキシード類で尾ひれが青い品種。タキシードを着ているように 見えるので付いた名前ですが、他にもドイツイエローやブラックなど種類豊富です。

ブルーモザイク

ブルーのモザイク模様のグッピー

尾ひれがモザイク模様になっているグッピー。通常のブルーグラスよりも黒の線が圧倒的に 太く、こちらも見ごたえがあります。なかなかレアな品種です。プラチナブルーモザイクなど 亜種も複数あります。

ブルーコブラ

ブルータキシードグッピー

胴体が青いコブラ模様のグッピー。尾ひれもコブラ模様だとより価値が高いです。ただ ブルーレースとの中間的な個体や、胴体はコブラ、ヒレはレースといった感じで、分けるのが 難しい個体も多数あります。

ハーフブラックブルー

黒とブルーのグッピー

体の半分がブラック、各ヒレはブルーに黒が混じる品種。ただこれはブルータキシードとあまり 変わらないと変わらない気もしますが、ヒレに黒が混じるのがポイントかもしれません。

赤系統

レッドグラス

普通のレッドグラスのオスのグッピー

ブルーグラスの赤バージョン。こちらは赤に黒のコントラストが非常に美しいです。人気も高い ので初心者にもお勧めの品種ですね。

レッドドラゴン

レッドドラゴンのオスのグッピー

ヒレが赤く、グラス模様がほぼ全身に入っている品種。なかなかお店でも見かけない 珍しい品種ですね。

R.R.E.A.レッドローズ

アルビノの赤いグッピー

リアル・レッド・アイ・アルビノ・レッドローズと呼びます。アルビノで目が赤く、尾ひれが通常よりも 広がって赤いバラの花びらのように見える事からこの名前が付きました。

ハーフブラック・レッド

ハーフブラック・レッドのオスグッピー

体の半分がブラックで、ヒレと頭部が赤いグッピー。タキシードとの違いは、頭部にも色が 付いている事ですね。

R.R.E.A.フルレッド

RREAフルレッドグッピー

アルビノでほぼ全身が赤いグッピー。鮮やかな赤で大変人気があり、熱帯魚店でも 見かけやすい定番の品種ですが、少々高価な品種でもあります。そしてアルビノでない 「ジャーマンフルレッド」もあります。

フラミンゴ

フラミンゴグッピー

赤いフラミンゴにちなんだ名前のグッピー。外国産グッピーで昔からよくある品種です。 フルレッドほど赤くなく、鮮やかすぎないのが特徴ですね。

黄色系統

イエロー(ジャーマンイエロー)

イエローグッピー

ほぼ全身が黄色いグッピー。明るい色が特徴です。外国産の品種のようで国内では ほぼ見かけないレアな品種です。

イエロータキシード

イエロータキシードグッピー

体が半分ずつ黄色と黒になっていて、ヒレが黄色い品種。これも国内ではあまり見かけない 品種です。

ドイツイエロータキシード

ドイツイエロータキシードグッピー

体の半分が黒く、尾ひれの付け根が黄色で、ヒレ全体は白い品種。昔から絶大な人気 があります。他の「イエロータキシード」とはまた違った美しさがありますね。

イエローコブラ

イエローコブラのオスグッピー

ヒレが黄色く、ほぼ全身にコブラ模様が入っている品種。ヒレのみで胴体に黄色がほとんどないのが イエローコブラになります。

キングコブラ

奇麗なキングコブラグッピー

全身金色でコブラ模様の入った品種。イエローコブラとは違った金色で、こちらの方が日本では ポピュラーな品種になります。全身黄色だと「イエローキングコブラ」になります。

黒系統

ブラックモスコー

ブラックモスコーグッピー

モスコーブルーから派生した品種なのか、黒い体色の中にも僅かに青みがかっている品種で、 黒と紺色の色合いが美しい品種。尾ひれが広い個体も多く、深みのある黒が特徴。 「モスクワの黒」といったところでしょうか。

フルブラック

フルブラックグッピー

全身がしっかり真っ黒なのがフルブラック。ブラックモスコーよりも背びれは小さい個体が多いように 感じます。漆黒の黒いグッピーならこれですね。

ブラックコブラ

ブラックコブラグッピー

真っ黒な尾ひれに、体にコブラ模様の入った品種。グレードの高いものだと、尾ひれにも 黒い模様が入った個体があるようです。かなりレアなので入手は困難ですね。

その他

エメラルドブルーグラス

エメラルドブルーのグッピーのオス

全身がエメラルドブルーで金属光沢のあるグッピー。ヒレの大きさも素晴らしいですが、 レアすぎてお店では見かけることはほとんどないでしょう。マニア間で流通する特別な品種です。

ウィーンエメラルド

ウィーンエメラルドグッピー

尾ひれが上下に分かれており、体に黒いスポットが付いているのが特徴で、神秘的な 雰囲気のある品種です。尾ひれの上下がそれぞれ違う色合いでないと、厳密にはウィーン エメラルドとはいわないのですが、群れで泳ぐ姿は圧巻の美しさです。

プラチナホワイト

プラチナホワイトグッピー

アルビノで全身の色素のない品種。くすみのない白が魅力的ですが、他の尾ひれの白い品種 のアルビノでも見分けはつかないですね。こういったアルビノ系は同じアルビノ系統との混泳を お勧めします。

 

グッピーは別名「ミリオンフィッシュ」と言われるとおり、品種は極めて多く、外国でも作出が盛んです。 他にもまだまだいろんな品種があります。(みんな先祖は同じで、野生から分岐したものですが。) 国内では入手不可能なものも多数ありますが、とりあえずお店で見つけた奇麗な品種を 系統維持しながらすばらしい個体を作出してみるのが一番良さそうですね。

長年グッピーを繁殖させていけば、変異種は稀に出てきます。品種の固定化も難しいですが、 自分だけのオリジナル品種を出せる可能性があるのもグッピーの魅力といえます。