爬虫類の飼い方

人気の高い、柄の蛇

爬虫類はヘビ、トカゲ、カメレオン、ヤモリ、カメなどがおり、ペットショップで扱っている品種も なかなか多彩です。カメは小型種もいればリクガメのような大きい品種もいます。 寿命も長いので何年でも飼える方でないと向きません。

爬虫類のなかではヘビが最も手軽かもしれません。手間があまりかからないですね。 なおペット用のヘビは毒をもたないですがエサがやや特殊になります。(冷凍マウス) また爬虫類は家から脱走されると大変ですので、逃げられないように注意が必要になります。

爬虫類を飼う前に

爬虫類は寒さに弱い生き物が多いので、冬場はしっかりと暖かくして飼育する 必要がありますし、餌がマウスやコオロギだったりと、やや飼育のハードルが高い のと、人間に懐く種類と懐かない種類もいます。

また爬虫類はやや特殊なペットなので、ペットショップでも大型の店舗でないと なかなか扱っていないことが多いです。まずは飼いたい生き物の習性をよく知ってから 購入されることをお勧めします。

なおヘビはサルモネラ菌をもっていますので、手で触れたあとはしっかり手を洗いましょう。 食事の前などは注意が必要です。

ペットが逃げないように、小動物用のゲージまたは水槽を用意しましょう。水槽は標準水槽といって 幅60cmの水槽が爬虫類全般に使いやすいです。大きなトカゲやカメレオンにも使えます。 ヘビならもう少し小さい45cm水槽でも可能ですね。また保温の点でも水槽は優れています。

飼いやすい爬虫類は?

爬虫類の中でも、最も飼いやすいのは「カメ」だと思います。水棲のカメだと水槽が必要ですが、 音も出ず、エサも市販の乾燥赤虫や人口のエサで飼育できます。小型なので場所もとりません。

そして水に入らない「リクガメ」も飼いやすいです。リクガメは基本的に草食動物なので、野菜や 市販のリクガメ用フードも食べてくれます。ケージで飼うのが基本ですが外で散歩させることも 可能です。野生だと冬は冬眠する品種がほとんどなので、暖かい室内、または小動物用ヒーターも 併用して冬眠しないようにする工夫も必要になります。

難点としては、どのカメも10年以上生きる個体がほとんどなので、無理なく飼える環境が必要 ですし、長年付き合う根気も必要だと思います。飼いきれなくなって捨てることがないように しましょう。

次にお勧めなのが「ヒョウモントカゲモドキ」。トカゲに似ていますがヤモリの一種です。 まぶたを持っていて、カラーバリエーション豊富で丈夫なのが特徴ですね。 最大でも25cm程までしか大きくならないので飼育場所にも困りません。昔は コオロギやミルワームなどのエサも育てて増やす手間も必要でしたが、最近は ミルワームなどを混ぜた人口エサがあるので非常に楽になりました。

ヤモリ類は価格も5千円~1万円以下で購入でき、音や匂いも殆どないので苦になりません。人気が高いので お店でも良く見かけますが、じっくりと気に入った色の個体を見つけるのが良いですね。 ただ寿命は10年ほどありますので、途中で飽きないように取り組む必要があります。

トカゲやヤモリ、ヘビ類は数ヶ月おきに脱皮します。この脱皮には充分な水分が必要 なので、脱皮しているのを見つけたら乾燥しないように湿度を上げてあげましょう。 具体的には水入れを補水してケース内に霧吹きで水滴を充分に付けてあげて下さい。

また爬虫類はどの品種もカラーバリエーションがとても豊富なのが特徴で、探すほど いろいろなカラーの子がいるので、貴方の感性にピッタリあった色合いの子が見つかる と思います。

なお爬虫類は暖かい環境で生息する生き物が多いので、水槽など保温性の高いケース にいれて、サーモスタット付きのヒーターを使って飼育する必要があります。 理想的な室温は25℃~28℃ですね。湿度は60%ほどなので冬場は部屋で加湿器を 使って保湿しましょう。冬以外は湿度はさほど気にしなくて大丈夫です。

水槽は魚用のものも使えますが、爬虫類用のガラスケースの方がメンテナンスが しやすいです。水槽との違いは、前面にガラスの扉が付いていてエサや生体の 出し入れが楽なのと、底面に隙間があるのでヒーターを敷きやすいですね。