ウサギの種類

ウサギは犬や猫よりはマイナーながらも、飼い主には良く懐きますし、鳴き声もないので 飼いやすい生き物です。種類もかなり豊富ですが、日本で入手しやすい品種を紹介 していきます。

ウサギの値段はピンキリですが、希少な品種や血統書付きだと非常に高価になります。 それでも基本的な飼い方はほぼ同じなので、お好みに合った品種を飼うのが一番です。

ネザーランドドワーフ

可愛い子ウサギ

ウサギの中でも最も小さい品種で、耳が立っていて丸っこい印象の品種です。小柄ながら 活動的で懐きやすく、かなり飼いやすい品種です。またカラーバリエーションが特に豊富で、 色々なカラーの子がいます。大きくなっても体重は900g~1200g、体長も26cm程度です。

オランダ原産のウサギで、小さい分スペースを取らず、成熟するとかなり丈夫で扱いやすい ですが、活発なので後ろ足で床をたたくスタンピングの激しい子もいます。 人気が高いので価格は高めになりますが、とても愛好家は多いですね。

ピーターラビット

少し大きい子ウサギ

ネザーランドドワーフから派生した品種。元のネザーランドドワーフよりも少し大きく、特性は ほぼ同じで、カラーバリエーションが豊富。より活動的で懐きやすいのが特徴。

飼いやすさも同等で、場所を取らない。より野生的な顔立ちで、丈夫で飼いやすいです。 ネザーランドドワーフよりも活発な子が好みの方にはベストかもしれません。

ライオンヘッド

ライオンヘッド

耳が短く、顔の周りの長い毛がチャームポイント。体格はウサギとしては標準的で、体長は大きい 子で30cm、体重3kgまで。より小さいドワーフタイプだと半分くらいの大きさの子もいます。 毛長の品種のイメージが大きいですが、実は毛が短い子もいますよ。

なおライオンヘッドは品種の固定化がまだ完全ではないので、かなりバリエーション豊富な 外観です。全身の毛が長い子もいれば、画像のように顔の周りの毛が長い子もいます。 個性的な品種ともいえますね。

やや大人しい性格の子が多く、活発な子は少ないと感じます。人懐っこいので飼い主に 懐くと、ずっとついてきたりします。比較的新しい品種なので個体差は大きいですね。 ベルギー原産で、カラーも茶色から真っ白な子までいます。

イングリッシュ・ロップイヤー

イングリッシュロップイヤー

イギリス原産の、長い耳とちょっと大きめの体格が特徴的な品種。大柄で大人しいタイプが 多く、人間にも懐くのがわりと早いと思います。賢いのでエサを出すしぐさに反応したりもします。

体重4キロ程度になる大型種なので、広い飼育スペースと、十分なエサの量が必要に なります。気温にもデリケートなので環境を選ぶ品種といえます。

ホーランドロップイヤー

手前に座った子ウサギ

オランダ原産の品種で、ロップイヤー系では最も小さく、愛くるしさが魅力です。体長は 約35cm、体重1.4kg程度まで大きくなります。垂れた耳と奇麗な体毛が特徴ですね。 とても人気が高く高価なので、高嶺の花というイメージも強いです。

性格は個体差が大きく、好奇心旺盛タイプ、のんびりタイプ、人間に依存して離れない タイプがいます。たれ耳なので耳掃除をこまめに行いましょう。とても懐くのでウサギはこの 品種しか飼わない人も多いようです。

ミニウサギ

子ウサギ

雑種のウサギの総称。厳密にはミニウサギという品種はないですが、雑種はミニウサギと呼びます。 大柄な子もいれば小柄な子もおり、色や毛の長さもバリエーション豊富です。丈夫で安価 なので、安くウサギを飼いたい方にはミニウサギがお勧めです。

性格も幅広く、活発な子もいますが臆病な子、懐きにくい子もいます。ウサギを始めて飼う 方には、このミニウサギが最も無難な選択だと思います。

ミニレッキス

手に乗った子ウサギ

アメリカで作出された、比較的新しい品種。体長約35cm、体重約1.9kg程度まで大きく なります。密度の高い体毛で、光沢があってプロポーションの良い品種です。

大人しい個体が多く、体格が良いのでエサの消費量は見た目よりも多いですね。 手触りが良くて抜け毛も少ない品種なので手間がかからなく、人気が上昇中です。ただ 足裏がデリケートで飛節びらんにかかりやすいので注意しましょう。

ダッチ

大人のパンダウサギ

オランダ発祥、イギリス原産の、白黒ウサギ。外国だけでなく日本でも昔から愛好家の多い品種です。 ウサギとしては標準的な大きさで、大人しい子が多い印象です。愛称は「パンダうさぎ」。

温厚で体も丸く、ウサギらしさ満点で、カラーも白黒が多いですが白と茶色の「チョコレート」 というカラーもあります。大柄な子もいれば小柄な子もいるのでバリエーション豊富です。