アカヒレがエサを食べない場合

魚にエサをあげるイラスト(いらすとや)

アカヒレを購入して飼いだしたばかりの時など、せっかくエサをあげてもアカヒレが食べてくれない 事があります。原因は幾つか考えられるので、以下に当てはまらないかチェックしてみましょう。 エサを食べない原因は大きくわけて五つほどあります。

水温が低いので食欲がない

アカヒレに限らず、魚は水温によって食欲が変化します。水温が10℃以下の場合は、活動も鈍って あまりエサを食べません。これは異常ではないので、3日に一回程度エサをあげる程度で充分です。 水温が15℃以上でも食べないのは他に原因があると思われます。

水温によってアカヒレが食べるエサの量は変わります。高水温なほどよく食べ、低水温なほど 食べる餌の量は少なくなります。出来れば水槽用ヒーターで水温を26℃に保った方が食べる餌の 量も一定になり、より健康的に飼えると思います。

他のアカヒレにエサを取られている

アカヒレを複数飼うと良くある事ですが、アカヒレは一匹ずつ縄張りを持ちます。小さい水槽だと 一匹だけが縄張りにある餌を独占してしまい、他のアカヒレが餌をとりにくくなります。 幅30cm以上の、やや広い水槽なら起きにくいですね。

縦長の小さい水槽だと、水槽の上部を縄張りにしたアカヒレがエサを独占しますので、水槽レイアウト を変更して流木か水草を入れて遮蔽物を作るとアカヒレの縄張りが分散されて他のアカヒレにも エサを取りやすくなります。

横幅のある水槽なら、エサを広く撒くことで他のアカヒレの縄張りにもエサが行き届き、全ての アカヒレがエサを食べられるようになります。縦長の水槽はアカヒレには合いませんので なるべく使わない事をお勧めします。

エサが多過ぎて食べない

アカヒレも1匹が食べられる量には限りがあります。エサが多すぎると、食べ残してしまって エサを見向きもしなくなります。エサの量を見直して、アカヒレが2分程度ですぐに食べ終える 位の量にしましょう。

エサは少な目に与える方が消化器官の負担も少なくなり、水槽の水も汚れにくくなります。

エサが古い

魚のエサは開封後、徐々に劣化していきます。酸化防止剤なども配合されていますが、あまり 古いものや傷んだ物はアカヒレも食べなくなります。開封してから一年近く経つと明らかに 劣化しますので、新しいエサに取り替えましょう。

理想は、エサを開封してから半年程度で買い替えることですね。パッケージに書いてある 消費期限は未開封の場合の期限ですし、開封した魚のエサは中身が残っていても開封から 一年経ったら破棄するようにして下さい。

エサが合わない

アカヒレには、アカヒレ用のエサがベストです。他の魚用のエサは合わない場合もあります。 アカヒレはコイの仲間で雑食なので、大体のエサは食べるのですが、初めて食べるような ものはダメな場合もあります。

あとは大粒でアカヒレのクチに入らないエサも食べられません。アカヒレ用の小粒のエサを 与えるようにしましょう。